ラストマイルで話題!「物流業界」の仕事内容

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みなさん、お疲れ様です。らくとです。

映画ラストマイルは観られましたでしょうか?
アンナチュラルやMIU404の世界線とリンクした作品。
余談ですが脚本家の野木さんの作品は社会に訴えかける作品が多く好きです笑

実はこちらの舞台は物流業界。
ラストマイルの中に出てくるデイリーファストや羊急便も物流業界のお仕事になります。

様々な仕事内容がありますので、整理してお伝えしていきます。一緒に勉強していきましょう!

物流業界とは

物流業界は名前の通り、「モノの流れ」を管理する仕事です。
商品の運搬を行い生産者から消費者まで届けることが主な役割となります。

ビジネスモデルとしては生産者から消費者に商品を届けるために、運送や倉庫の貸し出しを行います。具体的には、生産者や依頼者に商品の輸送や配送を依頼され、その仲介手数料や輸送料、配送料で収益を出します。

物流業界の5つの領域

物流業界は主に「陸運」「空運」「海運」「鉄道」「倉庫」の5つの領域に分類されます。
それぞれを詳しく見ていきましょう!

■陸運

陸運とは、「トラックや車、鉄道など陸上の貨車を使った陸上輸送」です。
ヤマトや佐川などを街中で見かけることも多いため、イメージしやすいと思います。

羊急便はじめ、ドライバー親子は陸運に分類されます。

<メリット>

ひとことで言うと機動力が高く柔軟性がある配送ができます。
具体的に言うと下記の通りです。

・送り主や消費者の細かな要望(例:時間指定配送、置き配指定など)に答えられる

・道の都合上、トラックや車でないと対応できない場所に届けられる

<デメリット>

・他の手段と比較すると長距離の輸送ができない

・道路の重量制限によってトラックは最大積載量が決められているため、大量輸送ができない

■空運

空運とは「飛行機を使った航空輸送のこと」です。
多くの場合、荷物をハブ空港(中継地点)に集め、まとめて飛行機で目的地へと運びます。

<メリット>

・長距離を短時間で輸送できること

旅行で遠くに行く時も飛行機ならすぐ着きますよね?とにかく早いんです!
そのため、生鮮食品などの劣化が進みやすい商品の輸送に適しています。

<デメリット>

・重い商品は輸送できないこと

・輸送コストが高いこと


■海運

海運とは「船を使って海を渡る輸送のこと」です。

周囲を海で囲まれている島国である日本にとって、輸出入に必須の方法となります。
実は日本の輸出入は99%以上が海運によるものなんです!!

<メリット>

・重量のある荷物を大量に運べること

・長距離輸送も可能であること

・輸送コストが安いこと

石油などの天然資源や、自動車などの重量がある商品を大量に輸送できます。

<デメリット>

・輸送に時間がかかってしまうこと


■鉄道

鉄道とは、「貨物列車を用いて貨物輸送すること」です。

<メリット>

・商品を時間通りに輸送できる

・環境問題に考慮した輸送ができる

・大量輸送が可能

貨物列車は大量の貨物を長距離にわたって、効率的に運ぶことが可能な手段です。

<デメリット>

・輸送頻度・輸送時間の融通が効かない


■倉庫

倉庫の役割は「倉庫での商品管理業務を行うこと」です。

輸送方法ではないですが、目的地に運ぶための一時的な保管の役割を果たし、
効率的な輸送に貢献します。
搬入した商品の検品や仕分けなども行います。

主人公のエレナたちが働いていたのが物流管理を行う倉庫です。
検品している場面などがありましたよね。

IT化がかなり進み、効率的にモノの保管ができるようになっています。

★ポイント
それぞれの領域の役割、メリット・デメリットを理解しておくと良いでしょう!

物流業界の仕事内容

物流業界の主な業務は輸送や保管です。しかし、包装や情報管理も行います。
物流業界の業務について一緒に学んでいきましょう。

輸送

荷物を工場から倉庫、倉庫から消費者へと運ぶ物流業界を代表する業務です。

物流センターなどの拠点まで運ぶ工程を「輸送」、拠点から最終目的地に運ぶ工程を「配送」と言います。使用する輸送手段は、輸送する貨物や目的地によって異なります。

輸送はトラックを中心に、遠距離であれば飛行機や船、中短距離では貨物列車も活用されます。

保管

保管とは預かった商品を倉庫などで保存・管理する業務です。
商品ごとに冷蔵や冷凍など保存環境を配慮する必要があります。

③荷役

荷役とは、荷物を倉庫に入庫したり、出庫したりする際に起こる様々な作業を担います。

「商品の積み込み」「倉庫からの積み下ろし」「保管するための入出庫」などを行います。
海外との取引を行う場合には、輸出入時に通関手続きを行うこともあります。

④包装

包装とは、商品が破損しないように、梱包材などで保護する業務です。
近年は、環境保全のためにリサイクル・リユースが可能な梱包材が使われるケースが増えています。

⑤流通加工

流通加工とは、送り主からの依頼を受け、物流拠点内で製品を開封し、ラベル貼りや値札つけ、
商品の組み立てなどを行う業務。

⑥情報管理

情報管理とは、物流に関する情報をデータ化し、管理する業務です。

データを管理し、物流作業の効率化や生産性向上、顧客の利便性向上などにつなげるのが「情報管理」の役割です。

物流業界の現状と課題・今後の展望

①人手不足

物流業界の現状として「人手不足」があります。

みなさん、ネットで商品を買ったりされますよね?それが次の日には届く。
需要が高まる一方、人手不足が深刻なんです。

身近な例なら、配送ドライバー不足による長時間労働、ドライバーの高齢化、将来を担う人材の不足。
映画の中でもわりとこの課題が表現されていたと思います。

ITの力を借りて、人の手を使わずできることは機械に任せることが重要だと考えます。

あとはドライバーの給与問題ですね。
けど、映画を見ても分かる通り、そこはなかなか難しいのが現状だと思います。

②環境問題への配慮

トラックなど自動車を利用しての配送はCo2の排出量が多く、環境問題に影響を大きく与えます。

最近は、環境への負荷が少ない鉄道や船での輸送に転換していく動きがあります。
(モーダルシフト※と言います)

※モーダルシフトとは
トラック等の自動車で行われている貨物輸送を環境負荷の小さい鉄道や船舶の利用へと転換すること。

上記で紹介したメリット・デメリットをうまく組み合わせて工夫していくことが大切です。

③生産性向上

ドライバーの負担を減らすために、生産性向上への取り組みも必要です。

AIやドローン、ロボットなどのITを活用した物流システムを考えて、開発していく必要があるでしょう。

個人的にはここが物流業界の面白さかなと思っています。
最先端の技術を駆使して、世の人々の快適な生活を支える。すごくいいなと思います。

今後の展望しては「IT化」がキーワードです。

物流業界のマッチしている人物

・最先端技術に興味関心がある方

・人々の生活、社会を支えたいという思いのある方

・シフト制勤務でも良い方

・マネジメント(管理)能力がある方

・コミュニケーション能力の高い方

どれかひとつでも当てはまる方は物流業界に挑戦してみてください!
ぜひラストマイルを見てから。

最後に

映画ラストマイルを見て物流業界についてより一層知りたくなりました。
学びの一助になれば幸いです。

僕も学んだことを踏まえて担当企業の魅力や業界の詳細を求職者に伝えていきます!

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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